こんにちは、作業療法士です。
今月は作業療法の活動についてお話させて頂きます。
今回は夏に向けて患者様と作成した、ちぎり絵(花火)とうちわ作りについて紹介させて頂きます。
ちぎり絵は、折り紙や和紙を指で細かくちぎる作業を繰り返す、ちぎった紙を模造紙に糊で貼り付ける作業を分担して行いました。紙をちぎる作業、下絵に貼り付ける作業を行う事により、手や指の運動だけでなく認知機能に効果があると言われています。また、患者様と花火大会の思い出などを語りながら楽しく作業を進めました。
うちわ作りは、患者様から作成したいとの要望が材料などを準備しました。うちわにちぎった和紙を貼って作業を進める方や、ペンで絵を描き作業を進める方、それぞれ思い思いに作業を取り組まれていました。患者様からは、「自分の作ったうちわで、暑さをしのげる事が嬉しい」「熱中症対策にもなる」と意見もあり、今後夏の風物詩となりそうです。
作業療法では、患者様の興味のある事や「してみたい」という気持ちを大切にしています。今後もその人が大切にされている作業を共に考えて、共に行動し生活が豊かになれるように支援をしたいと思っています。