みなさん、こんにちは。医療安全対策委員会です。
医療安全対策委員会は、主として各部署からのインシデント報告の分析を行い、再発の防止についての検討や改善策の周知を行っています。
また、医療安全対策委員会では、月に1回の病棟ラウンドを行い、各病棟が安全に業務をできているか、医療安全に対してのスタッフの意識不足はないか等の確認をし、医療事故の予防を心がけています。
8月の研修会では、障害者虐待防止について研修を行いました。精神科病院内での虐待というのは定期的にニュースを耳にすることがあります。このような事件にならないよう、日頃から虐待防止を意識することが必要です。今回の研修では大きく分けて4つの項目に分けさせて頂きました。
一つ目は日頃の振り返りです。不適切で虐待につながる接し方になっていないか、自身の言動を見直すきっかけになればと思い、参加職員全員にチェックリストを行って頂きました。
二つ目は精神科病院における虐待防止対策です。令和6年4月から精神保健福祉法が改正され、新たな虐待防止対策が追加されました。
三つ目は職員自身の感情のコントロールです。アンガーコントロール、CVPPP(包括的暴力防止プログラム)、アサーショントレーニング、ストレスコーピングについて紹介しました。
四つ目は職場環境や取組の点検です。院内での職員同士の話し合いの場、年1回のストレスチェック、虐待防止に関するマニュアルの確認、研修への参加、患者様や家族様の声の反映、といった事の必要性を伝えました。
患者様に、安全・安楽な療養生活をおくって頂けるよう引き続き取り組んでまいります。